「トローイ」の謎。

 一昨日の朝、「トローイ」とわたしに告げた女性は、わたしに何が言いたかったのでしょう。謎は深まり、わたしは、たいへんな本を読むことになりそうです。

 その日、トロイア戦争について書いている本がわが家にあるかどうか家人にたずねました。すると、目の前に出してくれたのが、ホメーロスの『イーリアス 上中下』『オデユッセイアー 上下』。まさか、ギリシア神話の世界に導かれることになるとは、思ってもみませんでした。わたしは、果たして読み進むことができるのでしょうか。よく、わかりません。

 せっかく、日本の文学に親しもうと思っていた矢先に、ギリシア最古の大英雄叙事詩を手にすることになるとは、…。いつかは読まなければいけないかもしれないけれど、そのときは、いま?