雨の一日

 きょうは、ほんらいならばお花のお稽古の日でしたが、お昼頃、先生からやさしいお電話をいただきました。

「きょうは寒いし、雨が降るのでお稽古は明日にされたらと思って」

 ほんとうにやさしい先生。「明日にします」、と答えました。

 「でも、あしたも降ってたら、ごめんね」と言われましたが、明日は大丈夫ですよ、きっと、と思います。

 やさしい先生は、惜しみなく与える方です。

 夏の暑い日にお稽古に行くと、「暑かったでしょう」と言いながら、冷蔵庫からヤクルトを出してくださいます。なんだか、母や叔母に会いに行く気持ちになります。

 お稽古のあとも、お茶を入れてくださり、お菓子も必ず準備してくださる。

 それから、この間なんかはいただきもののお裾分け、とおっしゃって、お土産に新米までいただきました。その新米のおいしかったこと。大事にいただきました。

 

 ちなみに、わたしのお花の名前は、一焄(いっくん)といいます。

 なんだか、自分じゃないみたいですが、先生のところでつけていただきました。

 お茶の世界も好きですが、お花の世界も好き。