行李柳(こりやなぎ)を活ける。

 きょうは、お花のお稽古。

 行李柳とトルコ桔梗とモンステラ。

 最後に残しておいた行李柳の枝の一本を活ける位置次第で、全体の雰囲気が大きく左右されるということを学びました。

 この小さな一本が何万本にも匹敵する価値があるという感じです。決まるのです。行李柳の先をくるくると回してためる方法も学ぶ。

 

 帰りに、また、新鮮な野菜をいただく。

 長ネギが束で(15本くらいあるかもしれません)。ピーマン、ほうれん草、大根、カブなど、今日採れたばかりの野菜を近所の人からいただいたからと、お裾分けしていただきました。いつも、ありがとうございます。

 

 電車に乗ろうとしたら、いつもと何だか様子が違うことに気づく。なんでも、三時過ぎに人身事故があって、ダイヤがかなり乱れている様子。電車の本数が少なくて、どの車両にも人がいっぱい乗っています。

 三時過ぎというと、わたしがちょうど電車で通過したあとのこと。もし、通過する前だったら、先生のところに伺えなかったかもしれないと思いました。

 急行を何本かやりすごし(お花と野菜を持って立って帰るのはいやだったので)、準急の一番後ろの車両に乗って、かろうじて坐って帰ってきました。花の包みと野菜の包みをひざに置いて、さらに『私の日本地図 下北半島』(宮本常一)を読みながら……。